レオスの市況解説2021年11月22日
◆本日の動画にでてきた用語解説
■リスクオフ 0:40
投資家センチメントが悪化して、相対的に安全と思われる資産に資金を移すこと。 または、そうした地合い。対義語は「リスクオン」
■S&P500 1:09
米国で時価総額の大きい主要500社で構成する時価総額加重平均型の株価指数のこと。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出。
■NASDAQ (ナスダック) 1:11
全米証券業協会(NASD)によって1971年に開設された、米国にある新興企業向けの株式市場の名称。ナスダック総合指数は、上場する全ての銘柄を時価総額加重平均で算出した指数である。
■SOX指数 1:16
米国のフィラデルフィア証券取引所が算出、公表している株価指数で、半導体の製造や流通、販売などを手掛ける30銘柄で構成されている。
■グロース株 1:35
企業の売り上げや利益の成長率が高い株式のことで、「成長株」とも呼ばれる。
■FRB 2:15
Federal Reserve Boardの略称。アメリカの中央銀行制度の最高意思決定機関で、日本語では「連邦準備理事会」とも呼ばれる。
■テーパリング(Tapering) 2:17
中央銀行が国債やMBS買い入れる量的緩和政策を徐々に減少させていくこと。
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◆動画原稿全文
こんにちは、レオス・キャピタルワークス、トレーディング部の岡田です。本日の日経平均株価は前日比プラス0.09%となる28円24銭高い、29,774円11銭で取引を終えました。先週末の米国株は高安まちまちでした。東京時間18時過ぎ、欧州のオーストリアがコロナ感染再拡大を受けて来週から全国的ロックダウンを行うと発表したほか、ドイツもこれに続く可能性を示唆すると、株売り、金利低下とリスクオフの反応となりました。しかし米国株が崩れるような動きは見られませんでした。コロナ感染拡大懸念や米政府が日本に対して石油備蓄の放出を検討要請したなどの報道から原油が急落、株式市場ではエネルギー株や銀行株の下落が目立った一方で、金利低下もあってかテックや半導体関連には買いが向かった結果、NYダウは軟調でしたが、S&P500は下げ渋り、そしてNASDAQに至っては堅調に推移し、半導体関連株で構成されているSOX指数と共に最高値を更新しています。本日の日経平均株価は反落して始まりましたが、寄り後は下げ幅を縮小する展開となります。米国株同様に原油関連や金融が弱かったものの、コロナ懸念から総崩れという動きは全く見られず、グロース関連は堅調でマザーズ指数は早々にプラス圏を回復して右肩上がりを演じました。欧州でのコロナ感染の再拡大は警戒材料ではあることは間違いありませんが、ワクチンに加えて経口薬の開発も進んでいる中で経済への影響は限定的との見方が大勢なのか、またはコロナ感染が再拡大すれば金融緩和姿勢が再度強まって株式市場にはポジティブと見る向きもあるのか、日本株市場以外も概ね底堅い動きとなっています。今週は大きなマクロイベントはありませんが、先週金曜日には複数のFRBメンバーがテーパリングペースの加速を支持する発言をしており、米国の短期金利が上昇しています。今のところ株式市場の反応は限定的ですが、今後のFRBメンバーの発言には注目が集まりそうです。以上、レオス・キャピタルワークスがお送りました。
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