レオスの市況解説2021年6月22日
◆本日の動画にでてきた用語解説

■FOMC 0:39
Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略で、アメリカの金融政策を決定する会合のこと。

■タカ派 0:46
元は政治用語で、強硬手段も辞さない、強気な見方や発言をする人、集団のこと。
金融政策については物価の安定を重視し、金融引き締めに前向きな利上げ賛成派となる。⇔ハト派

■FRB 1:17
Federal Reserve Boardの略称。アメリカの中央銀行制度の最高意思決定機関で、日本語では「連邦準備理事会」とも呼ばれる。

■日銀ETF買い 1:55
日本銀行が採用している金融政策の一部。一定の条件を満たすと後場からETF(上場投資信託)の買い入れが行われる。4月から新ルールでの実施となっており、市場では新基準に注目が向かっている。

■バリュー株 2:18
PBR(株価純資産倍率)などの株価バリュエーション指標が割安な株。企業の実態価値に比べて、現在の株価が割安である株式のことで、「割安株」とも呼ばれる。

■ハイβ株 2:19
ベータ(β値)とは、日本語では「市場感応度」のことで、ここでいうハイβ株は株価指数の値動きに対する感応度が高い銘柄のこと。

■グロース株 2:22
企業の売り上げや利益の成長率が高い株式のことで、「成長株」とも呼ばれる。

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◆動画原稿全文
こんにちは、レオス・キャピタルワークス、トレーディング部の岡田です。本日の日経平均株価は前日比プラス3.12%となる873円20銭高い、28,884円13銭で取引を終えました。昨日の米国株は反発に転じました。主要三指数内ではNYダウが+1.8%でトップパフォーマンス、米10年債利回りは急反発、ドルは反落するなど金曜日の動きから一転しました。FOMC後にマーケットで起こった最大の特徴は長短金利差の縮小です。FOMCのタカ派内容を受けて短期金利が上昇した一方、そのタカ派姿勢が将来のインフレを抑制するとの見方から長期金利は低下しました。年初からインフレ期待の高まりと共にその恩恵を受けると見られる銘柄群が買い進められてきましたが、FOMCを受けてそれらの銘柄郡が崩れました。そして昨日はそのFOMC後の動きが反転した格好ですが、特に大きな材料は見受けられませんでした。今週は、本日のFRB議長の議会証言を皮切りにFRBメンバーの発言機会が多く予定されていることから、その前に一旦調整が入ったのかも知れませんが、株式市場は金曜日の値動きをほぼ帳消しにする難しい展開となっています。本日の日経平均株価は昨日の日中高値水準まで反発して始まりました。アジア市場も全面高となりましたが、その中でも日経平均株価がダントツの上昇率となりました。昨日はアジア市場の中でも日本株の下落が突出していただけにその反動とも考えられますが、それ以上に昨日、約2ヶ月ぶりに日銀のETF買いが入ったことが安心感を誘った側面もあるようです。その証左か、15時過ぎに出たETFの売買データを受けての思惑から先物買いが入り始め、17時過ぎに日銀が正式にETF買い入れを発表すると先物は一段高となっていました。物色動向はやはりFOMC以降売り込まれたバリュー株やハイβ株が強くなった一方、グロース株の伸び悩みが目立ち、昨日は日経平均を大きくアウトパフォームしていたマザーズ指数はアンダーパフォームに終始しました。本日はパウエルFRB議長の議会証言に注目が集まっています。以上、レオス・キャピタルワークスがお送りしました。


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