堺雅人「僕以外が良かった」と謙遜? 主演映画「平場の月」完成披露に登場
俳優の堺雅人さんが10月29日、東京都内で行われた主演映画「平場の月」(土井裕泰監督、11月14日公開)の完成披露試写会に登場した。完成した作品について、堺さんは「僕以外が良かった。冷静に自分の演技は見られないから。特に若い2人(坂元愛登さん、一色香澄さん)がいい。皆さん見てください」と話し、「押し寄せる波のようにじわじわとくる物語。末永く愛してもらえたらと思います」と呼びかけた。

 土井監督と堺さんは共に早稲田大学演劇研究会の出身。土井監督は「堺さんでいつか作品を撮りたかった」と明かし、「どこにでもいる50歳の普通の人と、ここまで誠実に向き合うのかと感銘を受けた」と演技に対する姿勢をたたえた。

 完成披露試写会には、共演者の井川遥さん、中村ゆりさん、吉瀬美智子さん、椿鬼奴さん、大森南朋さん、坂元さん、一色さんも登壇した。

 「平場の月」は、第32回山本周五郎賞を受賞した朝倉かすみさんの同名小説(光文社文庫)が原作。中学時代の同級生で、互いに初恋の相手だった青砥健将(堺さん)と須藤葉子(井川遥さん)が、35年ぶりに再会する。独り身となった2人は、さまざまな人生経験を経て意気投合し、心を通わせていく大人のラブストーリーが描かれる。堺さんが映画の主演を務めるのは2017年公開の「DESTINY 鎌倉ものがたり」以来、約8年ぶり。現代を舞台にしたラブストーリーで主演を務めるのは初めて。

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