蒔田彩珠主演 芥川賞作家・村田沙耶香「消滅世界」映画化 栁俊太郎、恒松祐里、結木滉星も出演【特報映像】
俳優の蒔田彩珠さん主演で、芥川賞作家・村田沙耶香さんのベストセラー小説を実写化した映画「消滅世界」(川村誠監督、11月28日公開)の特報映像が9月13日、公開された。
原作「消滅世界」は、芥川賞受賞作「コンビニ人間」直前の2015年12月に発売された長編小説。超少子化の先、「性」が消えゆく世界で激動する「恋愛」「結婚」「家族」のあり方に翻弄(ほんろう)される若者たちを描いた。
映画では、主人公・雨音を蒔田さん、雨音の夫・朔を栁俊太郎さん、雨音の親友の樹里役を恒松祐里さん、雨音と同じ高校の同級生・水内を結木滉星さんが演じるほか、富田健太郎さん、清水尚弥さん、松浦りょうさん、岩田奏さん、山中崇さん、眞島秀和さん、霧島れいかさんも出演する。
人工授精で、子どもを産むことが定着した世界。そこでは、夫婦間の性行為はタブーとされ、恋や性愛の対象は「家庭の外」の恋人か、二次元キャラというのが常識に。そんな世界で「両親が愛し合った末」に生まれた主人公・雨音は、母親に嫌悪を抱いていた。家庭に性愛を持ち込まない清潔な結婚生活を望み、夫以外のヒトやキャラクターと恋愛を重ねる雨音。だがその“正常”な日々は、夫と移住した実験都市・楽園(エデン)で一変する……というストーリー。