オダギリジョー「まさかこれだけ嫌われるとは…」 共演者のブーイングで苦笑い
俳優のオダギリジョーさんが6月18日、東京都内で行われた、主演と共同プロデューサーを務める映画「夏の砂の上」の完成披露イベントに登場した。トーク内容に共演者からたびたびブーイングされ、「まさかこれだけ嫌われるとは……」と苦笑いした。

 オダギリさんは冒頭で、「猛暑でね。もう夏ですよね。梅雨が明けたっていううわさもちらほらありますけど……」とあいさつ。共演者から「天気の話しかしていない」と突っ込まれると、「何も考えていないと人間って天気の話になりますね。すみません」と苦笑いで謝罪した。

 同作は、松田正隆さんの戯曲を、玉田監督の脚本で映画化。雨が降らない夏の長崎を舞台に、息子を亡くした喪失感から人生の時間が止まり、妻に見限られた小浦治(オダギリさん)が、妹が置いていっためいの優子(高石あかりさん)と共同生活をすることになるり、小さな希望の芽を見つけていく姿を描く。

 この日は、夏の砂のように乾いた心に沁みこむ一筋の希望を描いた同作にちなんだ「心に沁(し)みたエピソード」を披露。オダギリさんは「心に沁みた」と書いたフリップを出し、「沁みたのは満島(ひかり)さんの話でしたね」と共演者のエピソードを受けた回答。「ずるいです!」と再びブーイングされると、「こんなに引かれます?」といい、最後のあいさつでは、「この舞台あいさつで、まさかこれだけ嫌われると思わなかった。でも、僕と作品は別物なので、作品はしっかり愛してほしい」と呼びかけた。

 イベントには高石さん、松たか子さん、満島さん、森山直太朗さん、高橋文哉さん、光石研さん、玉田監督も登場した。

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