柴咲コウ、全編フランス語での演技に挑む! 映画『蛇の道』 冒頭シーン解禁
柴咲コウ主演、黒沢清監督が自身の作品をリメイクした『蛇の道』(14日公開)より、パリで働く日本人の心療内科医・新島小夜子(柴咲コウ)が曇天のパリの街で、娘の復讐を目論むアルベール(ダミアン・ボナール)の手助けをする、黒沢ワールドへのいざなう本編冒頭3分半の映像がノーカットで解禁された。

 黒沢清監督自ら「最高傑作ができたかもしれない」と公言するほどのクオリティで放つ本作は、98年に劇場公開された同タイトルの自作をフランスを舞台にセルフリメイクした、リベンジ・サスペンスの完全版である。

 この度、解禁された冒頭映像は、アルベールと小夜子が事件にからむ元財団の関係者たちを拉致監禁しようと目論む、物語の始まりのシーン。パリの裏通り。無言で立ちすくむ小夜子が静かに振り向き、待ち合わせをしていたであろうアルベールに「寝てないの?」と問いかける。目が泳ぎ、落ち着かない様子のアルベールに対して「今日はやめておく?気にしないで。また都合をつけるから」と、気遣う様子を見せる小夜子だが、これから行おうとしている計画をおくびにも出さず、冷静さを保つその姿が見ているものを恐怖への入り口へいざなう…。