【舞台エヴァ】主演・窪田正孝&永田崇人&石橋静河ら集結!プラグスーツやフライングついて語る 『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』製作発表
『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』(企画・製作:Bunkamura)の製作発表会見が29日、「新宿ミラノ座」跡に誕生する東急歌舞伎町タワーの新劇場「THEATER MILANO‐Za」(5月6日~28日に上演)で行われ、主演の窪田正孝らが出席した。

 人気アニメ『エヴァンゲリオン』を原作とした今作で描かれるのは、壊滅的な状況になった地球と生き残った人々。人類再生の切り札を発見し、希望に向けて突き進む「エヴァンゲリオン」と搭乗する14歳の少年少女たち。しかし、計画につながりを持つ青年・渡守ソウシ(窪田)は、新たな悲劇の扉が開くのを目撃。真相を探るため、ソウシは特務機関の女性・イオリに接触する。舞台ならではの演出によるオリジナルの物語が展開される。

 『エヴァンゲリオン』の聖地と呼ばれた「新宿ミラノ座」跡に誕生する、東急歌舞伎町タワーの新劇場「THEATER MILANO‐Za」のこけら落とし作品として上演され、窪田は青年・渡守ソウシ役を務め、石橋静河、板垣瑞生、田中哲司らが出演する。

 出演が決まった時の心境について窪田は「そうですね…本当にBunkamuraが無謀な挑戦をしたなと正直思いました(笑)。それでもすごくそこに飛び込みたいと思ったのは役者という体現者として、ひとつの良い意味での呪い、サガのような、その無謀な挑戦へ行きたくなるような、好奇心が先行したのでこのお仕事を受けさせていただきました。それが一番最初に心で感じたことでした」と告白。

 続けて、「『エヴァ』という、僕も大好きな作品。すごくこの世界の今の現状、先、過去をうたっているような作品だと思っていて。いろんな情報がたくさんある中で、情報に埋もれすぎて、正しい情報や意思疎通がデジタルが普及していく中でアナログな物がどんどんなくなっている。その中で演劇というお客様と直接向き合える場所で共有して、舞台を完成することができれば、この作品をやる意味があると思う。ひとつの新しい生命が生まれるのではないかと思い、そこにすべてを懸けて全力で頑張りたいと思います!」と意気込んだ。

 また、周囲の反響も明かした。「反響はすごかったですね。周囲からは『(アニメの主人公)碇シンジやるんでしょ?』と言われて、いやいやいや!と(笑)。僕の過去の出演作品はどうしても幸の薄い役があり、不幸を背負っている役が好まれているので、そういうこともあって『違います!』とハッキリ言ってやりました!」と笑いを誘った。

 ローレンス・オリヴィエ賞など数々の受賞歴を誇るシディ・ラルビ・シェルカウイ氏が構成・演出・振付を担当。日本文化への造詣も深く、これまでのBunkamuraとのコラボレーションでは、2012年に『テヅカTeZukA』の構成・振付、15年と18年には『プルートゥPLUTO』において演出と振付を務めてきた。また上演台本は、劇団はえぎわを主宰するノゾエ征爾氏が手がける。

 東京公演ほか、長野公演(6月3日・4日、まつもと市民芸術館)、大阪公演(6月10日~19日、森ノ宮ピロティホール)もあり、チケットは4月2日より東京公演から販売される。

■あらすじ
人生にかけられた重い枷(かせ)。そこから目を逸らし生きてきた渡守ソウシ(窪田正孝)。
贖罪、そして再生のため、彼は世界の秘密を解き放つ。

15年前、世界各地に謎の「侵略者」が出没。公式には日本のある集落に巨大隕石が落下し巨大なクレーターが生まれ、そこから「宇宙からの侵略、使徒」が出現したと発表される。

使徒に対抗するため、特務機関「メンシュ」最高司令官、叶サネユキ(田中哲司)は部下の桜井エツコ(宮下今日子)とともに 四体のエヴァンゲリオンを開発。サネユキは自らの息子トウマ(永田崇人)をパイロットとしてエヴァンゲリオンに搭乗させる。
さらに、現場指揮官のイオリ(石橋静河)のもと、ヒナタ(坂ノ上茜)、エリ(村田寛奈)、そしてナヲ(板垣瑞生)ら少年少女 も パイロットとして秘密裏に配属され、彼らにはその 任務の証としてブレスレットが与えられている。

ある朝。ヒナタ、エリ、ナオが中学校の 教室で話をしていると、そこにトウマが現れる。
トウマは「僕らがやってることのすべては嘘の上に成り立っている」と言ってブレスレットを外し、この世界から消失する。

トウマの生死がわからず、それぞれに動揺する人々。
だが、サネユキは感情を あらわ にすることなく、対応策をエツコに指示する。

15年前、幼い頃に巨大隕石事故で両親と故郷を失ったイオリは、使徒がその惨劇を引き起こしたと信じ、使徒たちを倒すためメンシュに参加。 現在は司令官として前線に立っている。

次々と襲来する使徒、しかしパイロットたちの思いは様々でやがて彼らの思いはすれ違っていく。そしてイオリも自らのパイロットたちへの対応に疑問を持ち悩む。

イオリの前に 大学時代の友人であり、恋人だったソウシ(窪田正孝)が現れる。ソウシはイオリのことを気遣いつつ、エヴァパイロットが通う学校の臨時教師になったことを告げる。

そして三度目の使徒襲来で起きた 意外な出来事を通じて、人々の心は大きく動き始める。真実が次々と明らかに、そして驚くべき結末へと向かっていく。

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