宮沢氷魚、多くの海外メディアに英語で華麗にスピーチ 紳士な対応で会場を笑顔に 映画『エゴイスト』外国特派員協会記者会見
俳優の宮沢氷魚(28)、松永大司監督が6日、東京・日本外国特派員協会で行われた映画『エゴイスト』(2月10日公開、R15+)の記者会見に参加した。

 会見の冒頭で宮沢は流暢な英語であいさつ。「このようにお招きいただき、とても光栄に思うと共に素晴らしい監督の松永監督とご一緒することができて、これも非常に光栄に思っています。監督のことを愛しています」と笑顔で語ると「ここに来るのが夢だったので大変にうれしいのですが、英語を使うのが久しぶりですので、お聞き苦しい点がございましたらご容赦ください」と話していた。

 ハリウッドに行かないのか、という質問が。宮沢は「ビッグドリーム」とにっこり。「ハリウッドだけでなく、日本国外のどこかで活動したいと思っていますので試行錯誤しております。今年の1月にロンドンに行く機会があり、そこで芝居を見せていただいた。海外の役者のパフォーマンスに圧倒された。なので自分も近い将来、願わくば海外で撮影された作品を携えて、またFCCJ(外国特派員協会)で会見をさせていただければ。最善を尽くして頑張っていきます」と抱負を語っていた。

 さまざまなテーマを愛と毒のある切り口で、数々のコラムを世に送り出してきた高山真氏の自伝的小説が原作。鈴木亮平が、14歳で母を失い、田舎町でゲイである自分の姿を押し殺しながら思春期を過ごし、今は東京の出版社でファッション誌の編集者として働く、まるで自分を守る鎧のようにハイブランドの服に身を包み、気ままながらもどこか虚勢を張って生きていた主人公・浩輔を演じ、パーソナルトレーナーの龍太(宮沢)との愛の物語を描く。

 役は2度ほど打診があったことを宮沢は明かす。1度目は2年前で実現に至らず。2回目に声を掛けられた際に出演の動機となったのは15年来の友人の存在だったそう。「友人はゲイなんです。彼と知り合ってからというもの、ずっと心地よく過ごせる自分の居場所を探しているんだなというふうに感じました。なので、この映画を作ることを通して、この友人のために何か少しでもできたのではないか。そして、LGBTQコミュニティのためにも何かできたのではないかと思います」と話していた。

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