レオスの市況解説2023年6月2日
◆本日の動画にでてきた用語解説

■ADP雇用統計
アメリカの給与計算代行サービス大手、オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)社のデータを利用して、全米の非農業部門雇用者数の予測をするために開発された統計。

■1Q
四半期決算における、第4四半期決算のこと。
1Q=第1四半期決算
2Q=第2四半期決算(中間決算)
3Q=第3四半期決算
4Q=第4四半期決算(本決算)

■ISM製造業景況指数
ISMとはInstitute for Supply Managementの略称のことで、全米供給管理協会が公表しているアメリカの製造業の景況感を示す指数のことをいう。

■アンワインド
保有ポジションを巻き戻し(解消)すること。

■レジスタンス(レジスタンスライン)
レジスタンスラインは上値抵抗線とも呼ばれ、高値のメドを示すラインのこと。

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◆動画原稿全文
0:00
こんにちは、レオス・キャピタルワークス、トレーディング部の福江です。

0:12
本日の日経平均株価は、前日比プラス1.21%となる376円21銭高い、31,524円22銭で取引を終えました。

0:25
昨日の米株市場は大幅反発でした。発表された経済指標では、ADP雇用統計が強い結果も1Q単位人件費が2.1%も低下したことを受けて債券は均すと買いリアクション。その後のISM製造業景況指数は予想47に対して46.9と依然底這いとなりましたが、日本市場同様に月末に向けた株売りリバランスがなくなった状況で、米株も立ち上がりから買いが先行する展開となります。
 
1:00
物色動向も改めてAIテーマが買いなおされる動きとなったほか、売られていた資源関連の自律反発も目立つなど中身からも地合いの良さを感じる動き。一部では債務上限問題の進展でヘッジをアンワインドしにいく動きもあったのかもしれません。

1:19
さすがに途中で戻り売りに押される場面もあったものの、S&P500指数は今年のレジスタンス4,200ptを上回る水準での大引けとなりました。

1:30
そして本日の日本市場は米株高の流れから続伸して始まります。日本時間に入ってから先物が100円ほど下落していたので高値警戒感もありましたが、現物は引き続き堅調で寄り付きを日中安値にジリジリと上げ幅を拡大していく立ち上がりとなります。特に本日はTOPIXの強さが目立っていたほか、マザーズ指数もフラットで始まったあと一本調子で上昇するなど全部買いの様相となっており、5月までは半導体など一部銘柄の牽引で上がっていた印象も強かったですが本日は日本株全体の強さを感じる内容となっていました。

2:11
そしてランチタイムには採決が1日前倒しで行われた上院での債務上限法案が可決、残すはバイデン大統領の署名のみとなります。前日の下院可決に対するリアクションは株売りでしたが、後場に入っても好地合いは継続し日経平均株価も上値追いの動きをみせます。

2:35
その後も、本日は香港が+3%超の上昇を見せるなどアジア株全面高模様の中、日経平均株価も引けにかけてラリーを続けると29日の高値にあと一歩のところまで上昇して大引けとなりました。

2:53
今晩は5月雇用統計です。非農業部門雇用者数が前月から鈍化の+19.5万人予想、失業率は前月から+0.1pt上昇の3.5%予想となっています。

以上、レオス・キャピタルワークスがお送りしました。

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