レオスの市況解説2023年3月31日
◆本日の動画にでてきた用語解説

■リスクオン
投資家のリスク選好度が高まり、リスク資産に資金が向かう状態。

■SVB
シリコンバレーバンク。米国の中堅銀行。2023年3月10日に破綻、米連邦預金保険公社の管理下に置かれた。

■ギャップアップ
前日の終値よりも当日の始値が高値で寄り付くこと。

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◆動画原稿全文
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こんにちは、レオス・キャピタルワークス、トレーディング部の福江です。

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本日の日経平均株価は、前日比プラス0.93%となる258円55銭高い、28,041円48銭で取引を終えました。

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昨日の米株市場は続伸でした。前日のリスクオン地合いがアジア・欧州時間でも継続する中、米株市場は堅調に始まりますが、イエレン財務長官の金融規制強化の示唆や、バイデン政権による銀行規制強化案の提出から、日中では金融株売りが走り、主要指数は上値を抑えられた値動きとなりました。

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ただしその一方でサイクル底打ち・AI期待が強まっているテック関連は引き続き強い動きとなり指数を牽引。売買代金は全く盛り上がりがなく回復する兆しもないものの、S&P500指数は3月6日レベルまで戻っており、一応SVB破綻の下落分は全戻しとなっています。

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そして本日の日本市場はギャップアップして始まると、日経平均株価はついに節目28,000円台を回復します。本日は日経平均株価指数のリバランスで既存銘柄に引けで約2,000億円売りが入るものの、一部海外勢の買いフローが話題となる中で指数は高値圏ながら底堅い値動きを見せます。特にトヨタ自動車が一時3%近い上昇を見せるなど主力どころの強さが目立っていたのも印象的な動きでした。市場では本日にも方針が出ると報道されていたPBR1倍改革などを指摘する向きもありました。 

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また他のアジア市場でも3月中国PMIが製造業・非製造業揃って予想上振れと中国経済への安心感も台頭する中で全面高模様。後場に「日本政府は高性能な半導体製造装置23品目を輸出規制へ」との報道で半導体関連株が後場売られる場面もあったものの、それでも大きく崩れることはなくTOPIXはトヨタ株の牽引で後場に日中高値を付ける動きを見せます。さすがに引けにかけては失速したものの、それでも大きく崩れることはなく日経平均株価は3週間ぶりに節目28,000円台での大引けとなりました。
 
以上、レオス・キャピタルワークスがお送りしました。

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