レオスの市況解説2023年3月29日
◆本日の動画にでてきた用語解説

■消費者信頼感指数
米国の経済団体や労働組合などで構成される民間の非営利調査機関であるコンファレンスボード(全米産業審議会)が、消費者に対するアンケートを基に調査した消費者のマインドを指数化したもの。

■大陽線
ローソク足の実体が、他のローソク足の実体に比べて明らかに大きく、チャート上でも目立つ陽線を「大陽線」といい、買いの勢いが続くことを示す。反対に、他のローソク足の実体に比べて明らかに大きい陰線を「大陰線」といい、売りの勢いが続くことを示す。

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◆動画原稿全文
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こんにちは、レオス・キャピタルワークス、トレーディング部の福江です。

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本日の日経平均株価は、前日比プラス1.33%となる368円53銭高い、27,883円78銭で取引を終えました。

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昨日の米株市場は小幅反落でした。3月消費者信頼感指数は前月から改善・予想上振れと銀行破綻の影響を感じさせない強い結果でしたが、株債券ともに大きな反応はなし。また、それなりに注目度のあった上院・銀行委員会でも、銀行への規制強化の話は出るも事前の原稿以上のものは出てこず、こちらも金融株の上値を抑えた程度にとどまりました。 

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その後、NY連銀の期待インフレ率の大幅低下で瞬間的な株買いが入りましたが、これもトレンドをもった動きとはならず、主要指数は非常に狭いレンジでの小動き商状となっています。米金利では銀行不安から急激に進んだ利下げ織り込みが剥落してきており株の上値を抑えているとのコメントも多いですが、株式市場で極端に売買代金が細ってきているのが気になるとことです。

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そして日本市場は小幅高で始まると、こちらは米国市場とは対照的に立ち上がりから買いが先行、グングンと上げ幅を拡大する強さを見せます。

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本日は権利付き最終売買日ということで、配当再投資から本日と明日の引けで1兆円以上の買いフローが入るという特殊要因があったため、先回りの買いなどもあったのかもしれません。

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その後、中国株市場が一旦マイナス圏に沈んだ場面で日経平均株価も上げ幅を縮小する場面もありましたが、それでも事業分割を発表した中国アリババが大幅高で香港市場などは大幅高とアジア時間での地合いは悪くないのを確認すると、日本市場も後場に入ると再度ラリーを開始。ドル円も前日とは一転して円安トレンド、また米株先物もジリ高の環境下、日経平均株価は引けにかけて一段と騰勢を強めると大陽線でのほぼ高値引けという非常に強い1日となりました。足元日本市場でも流動性が落ちていた分、配当再投資インパクトが大きく出ていたのかもしれません。
 
以上、レオス・キャピタルワークスがお送りしました。

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