レオスの市況解説2023年2月8日
◆本日の動画にでてきた用語解説

■FOMC
FOMCメンバーが予想する、米国の政策金利であるFF(フェデラルファンド)レートの水準を、それぞれひとつの点として散布図化した「政策金利の見通し」のこと。

■セクター
業種やテーマ、材料などの株式が持つ特性に着目して分類したグループのこと。

■ハト派
元は政治的傾向の分類で、平和的に問題を解決しようとする穏健派のこと。
金融政策においては、景気への配慮を重視し金融緩和に前向きなスタンスとなる。

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◆動画原稿全文
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こんにちは、レオス・キャピタルワークス、トレーディング部の岡田です。

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本日の日経平均株価は前日比マイナス0.29%となる79円1銭安い、27,606円46銭で取引を終えました。

0:23
昨日の米国株は反発しました。パウエルFRB議長のインタビューまでは非常に静かだった米国株ですが、インタビューが始まると乱高下します。最終的には「インフレ鈍化のプロセスは始まっている」「労働市場の軟化は十分あり得る」と強い雇用統計を受けてもなおFOMC時同様にインフレ鈍化の兆候に言及したことが安心感を誘ったか株高で終えいました。

0:49
セクター別では半導体株がTOPとなりSOX指数+3.1%と急騰、また個別ではAIに関するイベント開催への期待が高まっているマイクロソフト、AI搭載新サービスを試験導入すると発表したアルファベットらIT主力株の強さが目立ち、NASDAQは+1.9%の大幅反発となっています。

1:14
ただし、議長は「強い労働データが続けばピーク金利は上昇」「インフレ目標達成は長い道のり」と牽制もするなど、決してハト派色が強かったとも言い切れない内容で、実際に金利は入札不調もありましたが終始強く推移していたほか、米ドルは講演前と同水準で推移と株以外は然程ハト派に反応していません。なお、原油はトルコ地震の影響による供給懸念などから大きく上昇しています。

1:44
本日の日経平均株価は小幅高で始まったものの、寄り直後に売り叩かれました。シャープ、任天堂、丸井など決算下振れ銘柄の影響も多少はあった模様ですが、それ以上に先物売りが重石となった印象で、欧州短期勢から仕掛け的な先物売りも久々に観測されていました。特にこの時間帯に外部環境などに変化は見られておらず、背景は不明で、先物売り一巡後はジリ高歩調にシフトと軟調動きは短命に終わりました。

2:16
またマザーズは小幅高スタート後もジリ高歩調を辿ったほか、アジア株は概ね続伸して始まるなど、米株同様に全般底堅い動きとなります。個別動向は日中で其れなりに変化が見られたものの、銀行株が続伸したほか、午後には政府が対中国のコロナ感染拡大を背景にした水際措置に関して2月中に緩和を検討と報じられるとインバウンド関連も物色されるなど全般内需株の強さが目立ちました。一方、円高基調が警戒されてか輸出関連は冴えない動きとなった結果、マザーズは終日堅調で+1.3%と大幅高だった一方、日経平均株価は序盤以降切り返したものの反発力は限定的に留まり小幅安で終えています。

以上、レオス・キャピタルワークスがお送りしました。

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