レオスの市況解説2023年2月3日
◆本日の動画にでてきた用語解説
■ECB
欧州中央銀行(ECB)の最高意思決定機関のこと。金融政策などが議論される。
■ショートカバー
空売りしているショート(売り)ポジションを買い戻しすること。
■MEME株
企業の業績に関係なく、TwitterやRedditなどのSNSやインターネット掲示板のような情報拡散で大きく注目が集まり、短期間で急激に株価が上昇する銘柄のこと。
■リスクオン
投資家のリスク選好度が高まり、リスク資産に資金が向かう状態。
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◆動画原稿全文
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こんにちは、レオス・キャピタルワークス、トレーディング部の福江です。
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本日の日経平均株価は、前日比プラス0.39%となる107円41銭高い、27,509円46銭で取引を終えました。
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昨日の米株市場は続伸でした。ECBはコンセンサス通り+50bps利上げを決定、次回3月会合でも+50bps利上げの方針を示しましたが、記者会見では3月に環境を再評価するとし5月にも利上げ幅縮小の可能性を残したことで、マーケットはハト派評価を見せます。
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これを受けて欧州債券が力強いラリーを開始、欧州株も金利低下を好感して大幅高となります。米国債はそこまでの反応はなかったものの、昨日急落を見せた原油を除いて全部買いの雰囲気となる中、米株市場も堅調なスタート。自社株買いと着地が上振れとなった決算のMetaが一時+30%近くの急騰を見せたほか、これを起点にショートカバーや個人MEME株などがはやされ、前日のFOMCの日と同じようにナスダックなどテック関連が大きくアウトパフォームした1日となりました。しかし引け後のアップル・アマゾン・グーグル決算は下ぶれとなり時間外でそれぞれ▲3%超の下落と、不安を残す格好となっています。
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そして本日の日本市場は高安まちまちでのスタートとなります。引き続き日経平均株価がアウトパフォームする寄り付きで小幅高スタート、一方のTOPIXは小幅安スタートと明暗分かれる立ち上がりでした。しかし本日は昨日までとは一転してスタートから買いが優勢となり、日経平均株価はここ数日鬼門となっている節目27,500円を上抜けると一時27,600円まで上昇します。
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物色動向は米国同様にテック買いが継続していたほか、連日証券株の強さも光っており、相場を均すとリスクオンといった雰囲気もありました。しかし地合いが変わったのが前場終盤です。中国市場がこれといった材料なしに立ち上がりから売られると日本市場へも戻り売りが入って日経平均株価は再度節目まで調整します。
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その後は韓国や台湾などは持ち直しプラス圏に浮上とアジア全面安ではなかったですが、買い気を鈍らせたのは間違いなく、日本市場も後場に入ると一転して方向感のない値動きに。今晩には米雇統計を控えている他、アップルなど米メガキャップの決算ミスも懸念される中、大きく動く投資家はおらず結局今週の日経平均株価はレンジ内での大引けとなりました。
以上、レオス・キャピタルワークスがお送りしました。
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