レオスの市況解説2023年2月1日
◆本日の動画にでてきた用語解説

■CPI
アメリカ国内の物価の上昇・下降などの変動を表す経済指数で、米労働省が毎月中旬に公表している。約200項目の品目の価格の変化を調査して指数化したもので、アメリカの国民の生活水準を示す指標のひとつ。

■アウトパフォーム
TOPIXなどのベンチマークに対して、騰落率が勝っている状況。

■コンセンサス
複数のアナリストやエコノミストなどの見通しを集計し、平均化したもの。

■ピボット
中央銀行の政策において「方向転換」や「路線変更」を意味する言葉。

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◆動画原稿全文
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こんにちは、レオス・キャピタルワークス、トレーディング部の福江です。

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本日の日経平均株価は、前日比プラス0.07%となる19円77銭高い、27,346円88銭で取引を終えました。

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昨日の米株市場は反発でした。FRBが注目している4Qの労働コスト指数が予想+1.1%に対して+1.0%の下振れ、前期の+1.2%からも鈍化と、賃金インフレのピークアウトという結果。欧州時間までは、前日スペインCPIの再加速や月末リバランスに向けて地合いの悪さも目立っていたものの、この指標を受けて一転して株・債券買いの動きとなります。他の、消費や景況感などの経済指標はまちまちでしたが、米国時間入りしても株買いの動きは止まらず上値追いに。物色動向も前日弱かったテック関連が息を吹き返したほか、月末リバランスでの株売り警戒感もあったものの引けにかけては一段と騰勢を強めると、主要指数は高値引けという強さを見せた1日となりました。

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そしてこの流れから本日の日本市場は反発して始まると、日経平均株価はここ数日鬼門となっている27,500円を瞬間的に上抜けます。ここ数日上下200円値幅で揉みあっていたので、ついにレンジブレイクかと思われたものの、本日の買いは寄り付きがピーク。結局、戻り売りに押されると、じりじりと上げ幅を縮小していきます。

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物色動向では、昨日からの中小型株アウトパフォームの動きが継続するも、大型株では個別決算物色が目立つ程度で大きなトレンドはなし。また昨日は月末株売りリバランスに押されて全面安となった他のアジア市場が本日反発を見せていましたが、日本市場への波及買いはありませんでした。

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その後も日経平均株価は派手な売られ方ではないものの、淡々と売りが膨らむと一時200円以上あった上げ幅を全て吐き出し一時マイナス圏入り。さすがに悪材料もない環境下、引けにかけては自律反発から小戻しすると、小幅反発での大引けと結局ここ数日のレンジ内におさまりました。今晩はFOMCです。市場予想は利上げ幅縮小となる+25bps利上げがコンセンサス。政策転換・ピボットへのけん制があるとの見方が多いですが、既に1月相場でラリーを演じている分、いつも以上にリアクション予想は意見が分かれている印象です。

以上、レオス・キャピタルワークスがお送りしました。

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