レオスの市況解説2023年1月23日
◆本日の動画にでてきた用語解説

■FRB
Federal Reserve Boardの略称。アメリカの中央銀行制度の最高意思決定機関で、日本語では「連邦準備理事会」とも呼ばれる。

■ナスダック(NASDAQ)
全米証券業協会(NASD)によって1971年に開設された、米国にある新興企業向けの株式市場の名称。ナスダック総合指数は、上場する全ての銘柄を時価総額加重平均で算出した指数である。

■ディフェンシブ株
守りに強いという意味で、景気にあまり左右されない株

■オペ
「オペレーション」の略で「公開市場操作」のこと。中央銀行の金融調節の主な手段で、中央銀行が金融市場で民間金融機関との間で行う国債等の売買や資金貸し付けなどの取引のこと。

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◆動画原稿全文
00:00
こんにちは、レオス・キャピタルワークス、トレーディング部の岡田です。

00:13
本日の日経平均株価は前日比プラス1.33%となる352円51銭高い、26,906円4銭で取引を終えました。

00:23
金曜の米国株は大幅反発となりました。有料加入者数が予想以上となったNETFLIXが急騰、またリストラを発表したアルファベットも大幅高となったほか、FRBメンバーのハト派発言が好感されたか他のメガテック株にも買いは波及し、NASDAQは+2.7%と急騰しました。一先ず大幅高となりましたが、個別では空売り比率の高い銘柄や個人投資家選好銘柄の上昇が目立っており、現状は短期勢の打診買いやショートカバーの域を出ないと慎重な声も聞かれています。金利は今週の欧州債の入札を控えた調整売りとの声もある中で上昇しており、金利上昇下での株買いは直近警戒された景気減速懸念による株売りに対するアンワインドとの見方もできます。

01:17
水曜日は殆どのマーケットがリスクオフ、木曜日は株以外がリスクオンにシフト、そして金曜日は殆どのマーケットがリスクオンと日替わり模様となっており、市場の気迷いムードが感じられます。為替は黒田日銀総裁が大規模な緩和策を継続すると改めて発言したこともあって再び円安に反転と一週間を通して見ると方向感に欠けました。

01:43
本日の日経平均株価は+1%超上昇して始まり、先週水曜日の日銀会合後の高値を上回って約1カ月ぶりの高値水準を回復、グロース株買い優勢の環境下でマザーズは早々に上昇率を+2%超まで拡大します。序盤はハイテク中心に外需が堅調だった一方、ディフェンシブや金融が冴えない動きと外需買い/内需売りの様相を呈しましたが、金融売りの動きも早々に一服、日経平均株価は寄り後も底堅い動きとなります。

02:17
春節で中国が今週いっぱい休場、香港も水曜日まで休場ですが、他のアジアも日本同様に総じて堅調な動きとなりました。休場が多い中で株式市場の日中の値動きは限定的でしたが、金利は其れなりに低下、為替はやや円安に動きました。

02:36
先週の日銀政策決定会合で日銀は共通担保オペの拡充を決定、中長期債オペの募集方式を変更しましたが、本日がその変更対象の初のオペ実施であったために注目が集まっていました。結果は其れなりの金利水準、応札額となり“日銀のオペは一先ず金利抑制効果がある”と見なされたか金利低下、円安で反応した模様です。株式市場は最後まで大きな動きは見られなかったものの、閑散に売り無し効果もあったか日経平均株価は終盤にジリ高歩調を辿り、マザーズと共にほぼ高値引けとなりました。
以上、レオス・キャピタルワークスがお送りしました。
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