レオスの市況解説2022年10月4日
◆本日の動画にでてきた用語解説

■PMI(購買担当者景気指数) 0:29
企業の購買担当者らの景況感を集計した景気指標のひとつ。Purchasing Managers' Index(購買担当者景気指数)。製造業・サービス・コンポジットの3つの指標があるが、最も重要視されるのは先行性がある製造業PMI。

■システミックリスク 0:52
個別の金融機関の支払不能等や、特定の市場または決済システム等の機能不全が、他の金融機関、他の市場、または金融システム全体に波及するリスクのことをいう。

■リバーサル 1:42
モメンタム相場の逆の動きで過去に株価が下落または伸び悩んでいた銘柄ほど上昇する相場。

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◆動画原稿全文
こんにちは、レオス・キャピタルワークス、トレーディング部の福江です。
本日の日経平均株価は、前日比プラス2.96%となる776円42銭高い、26,992円21銭で取引を終えました。
昨日の米国市場は大幅反発でした。欧州圏のPMI下振れに加えて、週末出た一部金融機関の信用不安を織り込む形で欧州時間は地合いの悪さも感じる立ち上がり。ただし英減税の一部撤回報道も地合いを回復させたほか、話題となっていた金融機関株も▲10%超で始まるも大陽線でほぼフラットまで戻す動きと、騒がれていたほどシステミックリスクがテーマとはならず。そして9月米ISM製造業は予想52.0に対して50.9の大幅下振れ。新規受注・雇用が弱く景気鈍化も意識されるデータとなりましたが、リアクションはBad News is Goodのような感じとなり、異様だった月末・期末の動きとは全くの逆の株/債券揃って買われる動きに。OPEC+での大幅減産観測報道で原油高となるも株式市場は意に介さず、引けにかけても買いが続くと大陽線での大引けとなりました。そしてこの流れから日本市場もギャップアップして始まると、米国市場の勢いそのままに上げ幅を拡大、日経平均株価は500円を超す上げ幅となります。一部ではフローが変わったとの指摘もある中、本日は昨日のようなリバーサルといった雰囲気ではなく“全部買い”の様相とまさにリスクオンといった雰囲気でした。さすがに英国でトリプル安を織り込む直前の株価水準では戻り売りも入りましたが、ランチタイムには豪州中銀が予想+50bpsに対して+25bpsとコンセンサスを下回る利上げとなると、再度燃料が投下された形で後場の日経平均株価は一段高に。月末・期末の異様な弱さから一転して、この強さは何なのか?というような声も聞こえてきましたが、中国市場は大型連休ながら、他のアジア市場も大幅高を見せる動きとアジア時間はリスクオン地合いとなる中、日経平均株価は引けにかけても一段と騰勢を強めると日経平均株価は節目27,000円に肉薄しての大引けとなりました。期初フローがあるにしても特異な相場雰囲気となっています。
以上、レオス・キャピタルワークスがお送りしました。

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