レオスの市況解説2022年9月30日
◆本日の動画にでてきた用語解説

■S&P500 0:29
米国で時価総額の大きい主要500社で構成する時価総額加重平均型の株価指数のこと。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出。

■NASDAQ (ナスダック) 0:29
全米証券業協会(NASD)によって1971年に開設された、米国にある新興企業向けの株式市場の名称。ナスダック総合指数は、上場する全ての銘柄を時価総額加重平均で算出した指数である。

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◆動画原稿全文
こんにちは、レオス・キャピタルワークス、トレーディング部の岡田です。
本日の日経平均株価は前日比マイナス1.83%となる484円84銭安い、25,937円21銭で取引を終えました。
昨日の米国株は大幅反落して前日の上昇分を帳消しし、S&P500やNASDAQは年初来安値を小幅に更新しました。欧州市場序盤、トラス英首相は大型減税を柱とする経済・財政政策を支持すると発言、またドイツのCPIが予想を大幅に上回るなど金利上昇材料が続きました。ただ、欧州金利はやや上昇した程度、米国金利は小動きと月末に向けたポジション調整もあったのか金利は落ち着いた値動きとなります。しかし株に関しては欧州時間からジリ安歩調を辿ると、米国市場オープン直後から売りの勢いが加速して大幅安となっています。個別ではアナリストの慎重な見通しを受けたAppleやテスラが急落しています。為替では対英ポンドを中心にドル安が進行しました。FRBメンバーからはタカ派発言が続くなど、特筆するドル売り材料は見当たらずテクニカル的な要因が大きいかと思われます。ただ、ドルが全面安の中でも対円でのドル安は限定的に留まっており、円の先安観の強さが感じられます。 

本日の日経平均株価は小幅反落して始まると、寄り後は右肩下がりとなりました。特に日本時間発の大きな悪材料は見当たりません。本日は日経平均の採用銘柄入れ替えに伴う売り需要が引けで3,000億円超入る予定で、確かにこれ自体はネガティブ材料ですが、当然ながらこのフロー自体は織り込み済みであるなど、特筆する売り材料が無い中での下落で、朝方から特に海外勢の売りフローが断続的に入っているとの声が聞かれました。純粋に先安観に伴う売りとも考えられますが、米国株先物は小動き、アジア市場でみても日経平均株価がダントツでワーストパフォーマーと日本株売りが目立っています。本日は月末かつ、四半期末です。7-9月の日経平均株価のパフォーマンスは欧米株や他のアジア株比で大きくアウトパフォームしていることから、四半期の調整フローが影響していたことも考えられます。
以上、レオス・キャピタルワークスがお送りしました。
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