レオスの市況解説2022年1月13日
◆本日の動画にでてきた用語解説

■CPI(米国消費者物価指数) 0:25
アメリカ国内の物価の上昇・下降などの変動を表す経済指数で、米労働省が毎月中旬に公表している。約200項目の品目の価格の変化を調査して指数化したもので、アメリカの国民の生活水準を示す指標のひとつ。

■FRB 0:44
Federal Reserve Boardの略称。アメリカの中央銀行制度の最高意思決定機関で、日本語では「連邦準備理事会」とも呼ばれる。

■タカ派 0:46
元は政治用語で、強硬手段も辞さない、強気な見方や発言をする人、集団のこと。
金融政策については物価の安定を重視し、金融引き締めに前向きな利上げ賛成派となる。⇔ハト派

■グロース株 0:56
企業の売り上げや利益の成長率が高い株式のことで、「成長株」とも呼ばれる。

■クロス円 1:09
FX(外国為替証拠金取引)における通貨ペアのうち、米ドル以外の通貨と日本円のペアを指すこと。

■リスクオン 1:16
投資家のリスク選好度が高まり、リスク資産に資金が向かう状態。

■バリュー株 1:26
PBR(株価純資産倍率)などの株価バリュエーション指標が割安な株。企業の実態価値に比べて、現在の株価が割安である株式のことで、「割安株」とも呼ばれる。

■景気敏感株 2:09
景気動向によって、業績が大きく変動する銘柄のこと。「景気循環株」と呼ぶ場合もある。
景気に敏感に反応する株。

■PPI 2:23
正式名称はProducer Price Index(生産者物価指数。生産者が出荷した原材料や製品を対象に、企業間で取引される価格を指数化した指標で、物価の動きを測る物差しとして用いられている。川上での価格動向を示すことから、川下であるCPI(消費者物価指数)や企業業績・株価に対する先行指標として注目されている。
-----------------------------

◆動画原稿全文
こんにちは、レオス・キャピタルワークス、トレーディング部の岡田です。本日の日経平均株価は前日比マイナス0.96%となる276円53銭安い、28,489円13銭で取引を終えました。昨日の米国株は小確りでした。注目のCPIは前月同月比で+7%と数字こそ39年ぶりの高水準となったものの、予測比では概ね想定内に留まったことが安心感を誘った模様でファーストリアクションは金利低下、ドル売り、株買いとなり、米国株は小幅高で始まりました。ただし、FRBメンバーからは引き続きタカ派コメントが続くなかで金利はすぐに下げ止まり、株買いも短命に終わって日中は小動きでした。また一昨日まで見られたグロースの巻き返しは一服して物色動向も特徴は見られない静かな一日でした。為替ではCPI以降ドル売りが続き、ドル/円はアジア時間比で1円円高に振れましたが、クロス円に関しては堅調、原油は一段高となるなど、株買いこそ一服しましたが概ねリスクオン基調は継続している印象です。本日の日経平均株価は小幅安で始まると、寄り後も下げ幅を拡大します。特に目立ったのはバリュー株買い/グロース株売りの復活です。米国株が動意薄商状だった中でなぜアジア時間からグロース売りが復活したか明確な理由は不明ですが、東京時間早朝、今晩予定されている次期FRB副議長の公聴会の証言テキストが公表、「インフレ率は高すぎる」などタカ派な内容であった為にバリュー株買い/グロース株売りを復活させたのかも知れません。特に新興市場銘柄への売りが厳しく、マザーズは前場を通して右肩下がりとなり下落率は▲3%を超えました。大型株ではトヨタが右肩上がりを演じて上場来高値を更新するなど、景気敏感株の一角は強い動きを見せましたが、日本株全体で見ると売り圧力が強く、日経平均株価はジリ安歩調に終始して引けています。本日はその次期 FRB副議長の公聴会と米国PPI発表を控えており、引き続き金利動向に注目です。以上、レオス・キャピタルワークスがお送りました。
-----------------------------

ひふみ公式サイト https://hifumi.rheos.jp/
口座開設はこちら https://hifumi.rheos.jp/apply/
ひふみ公式Twitter https://twitter.com/rheos123
レオス公式Facebook https://www.facebook.com/rheos.capital.works
投資信託に係るリスク・費用 https://www.rheos.jp/policy/risk/
レオス・キャピタルワークス株式会社 https://www.rheos.jp/
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1151号
5297