レオスの市況解説2022年1月12日
◆本日の動画にでてきた用語解説

■FRB 0:27
Federal Reserve Boardの略称。アメリカの中央銀行制度の最高意思決定機関で、日本語では「連邦準備理事会」とも呼ばれる。

■リスクオン 0:30
投資家のリスク選好度が高まり、リスク資産に資金が向かう状態。

■タカ派 0:50
元は政治用語で、強硬手段も辞さない、強気な見方や発言をする人、集団のこと。
金融政策については物価の安定を重視し、金融引き締めに前向きな利上げ賛成派となる。⇔ハト派

■グロース株 1:04
企業の売り上げや利益の成長率が高い株式のことで、「成長株」とも呼ばれる。

■NASDAQ (ナスダック) 1:06
全米証券業協会(NASD)によって1971年に開設された、米国にある新興企業向けの株式市場の名称。ナスダック総合指数は、上場する全ての銘柄を時価総額加重平均で算出した指数である。

■CPI(米国消費者物価指数) 2:24
アメリカ国内の物価の上昇・下降などの変動を表す経済指数で、米労働省が毎月中旬に公表している。約200項目の品目の価格の変化を調査して指数化したもので、アメリカの国民の生活水準を示す指標のひとつ。
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◆動画原稿全文
こんにちは、レオス・キャピタルワークス、トレーディング部の岡田です。本日の日経平均株価は前日比プラス1.92%となる543円18銭高い、28,765円66銭で取引を終えました。昨日の米国株は総じて堅調でした。序盤は上値の重い展開だったものの、FRB議長の議会証言をきっかけにリスクオンに転じます。議長は高インフレの定着を防ぐために「年内に利上げを始め、おそらく年後半に保有資産の縮小を始めるだろう」としたものの、「資産縮小に関してはこれから議論、正常化するまでは長い道のりになる」とも語るなど、過度にタカ派と捉えられることを避けるような発言も聞かれ、タカ派発言を警戒していたマーケットは金利低下、株高で反応しました。株式市場では金利上昇下で売り込まれてきたグロース株中心に上昇してNASDAQは1.4%と大幅続伸したほか、原油やビットコインも上昇、為替ではドルが下落してクロス円は全面高と典型的なリスクオン商状となっています。本日の日経平均株価は反発して始まると、寄り後も上げ幅を拡大します。米国株同様にグロース株の戻しが目立つなか、マザーズ指数は早々に上昇率を+2.5%超まで拡大と久しぶりの大幅高を演じました。またアジア株に関しても高寄り後も上げ幅を拡大とグローバルでリスクオンとなる環境下、日経平均株価はアジア株がスタートした前場終盤から一段高の動きを演じます。セクター動向ではグロース物色に連れてハイテクが強かっただけでなく、資源関連の強さも目立ち、投資家のリスク選考度の上昇が窺えます。後場終盤に入ると中国株や米国株先物などグローバルで株高の動きが加速、日経平均株価はほぼ右肩上がりで大引けを迎えました。一方、マザーズに関しては序盤に日中の高値を付けて以降は上値の重い動きに終始と、金利高に対する警戒感は依然根強い印象を受けます。本日は物価指標の中でも最も注目度が高い米国のCPI発表を控えています。以上、レオス・キャピタルワークスがお送りました。
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