レオスの市況解説2021年11月25日
◆本日の動画にでてきた用語解説

■PCEコアデフレータ 0:34
米国商務省経済分析局が発表する、個人消費の物価動向を示す指標で、個人消費のうち変動の大きい食品・エネルギーを除いたもの。FRBの物価判断基準において最も重要視される指標である。

■ハト派 0:38
元は政治的傾向の分類で、平和的に問題を解決しようとする穏健派のこと。
金融政策においては、景気への配慮を重視し金融緩和に前向きなスタンスとなる。⇔タカ派

■FRB 0:38
Federal Reserve Boardの略称。アメリカの中央銀行制度の最高意思決定機関で、日本語では「連邦準備理事会」とも呼ばれる。

■テーパリング(Tapering) 0:40
中央銀行が国債やMBS買い入れる量的緩和政策を徐々に減少させていくこと。

■バリュー株 0:56
PBR(株価純資産倍率)などの株価バリュエーション指標が割安な株。企業の実態価値に比べて、現在の株価が割安である株式のことで、「割安株」とも呼ばれる。

■グロース株 0:56
グロース企業の売り上げや利益の成長率が高い株式のことで、「成長株」とも呼ばれる。
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◆動画原稿全文
こんにちは、レオス・キャピタルワークス、トレーディング部の岡田です。本日の日経平均株価は前日比プラス0.67%となる196円62銭高い、29,499円28銭で取引を終えました。昨日の米国株は高安まちまちでした。寄り前に発表された新規失業保険申請件数は1969年以来の低い水準、物価指標の一つであるPCEコアデフレータは1991年以来の高水準、加えてハト派のFRBメンバーからもテーパリング加速を支持する発言が出るなど、テーパリングの加速と利上げ前倒し懸念が高まる材料が相次ぎましたが、金利は直近急上昇していた反動から失速し、これを受けて株式市場は直近のバリュー買い/グロース売りから一転、グロース買い/バリュー売りとなりました。株式市場全体で見ると序盤はインフレ警戒もあって売り優勢だったものの、金利の落ち着きと共に持ち直し主要三指数揃って日中の高値圏で終えています。本日の日経平均株価は29,500円水準に反発して始まりました。米国株同様、グロース買い優勢で始まりマザーズは寄り直後に最大で前日比+1.8%高まで上昇しました。しかし序盤以降は昨日まで見られたバリュー買い/グロース売りの流れに戻り、マザーズは前場終盤にマイナス圏まで反落しました。一方、日経平均株価に関しては日中、上下100円超の狭い値幅でのレンジ推移に終始しプラス圏を維持して引けました。昨日は日本株の弱さが目立った一日でしたが、複数の海外証券会社経由で先物の大口売りが観測されており、海外投資家が日本株を外してきたことが窺えます。理由は不明ですが、新政権への期待が剥落して手仕舞いを入れたのでは、との声が聞かれています。本日はアジア市場全般、高安まちまちで方向感に欠けました。米国株式市場は本日が感謝祭で休場、明日も半日取引と連休モードに入っており、来週までは手控えムードが横溢するかもしれません。以上、レオス・キャピタルワークスがお送りました。
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