レオスの市況解説2021年3月30日
◆本日の動画にでてきた用語解説
【S&P500】0:29
米国で時価総額の大きい主要500社で構成する時価総額加重平均型の株価指数のこと。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出。
【NASDAQ (ナスダック)】0:30
全米証券業協会(NASD)によって1971年に開設された、米国にある新興企業向けの株式市場の名称。ナスダック総合指数は、上場する全ての銘柄を時価総額加重平均で算出した指数である。
【ブロック取引】0:34
市場の外で売買を行う取引
【ヘッジファンド】0:37
さまざまな取引手法を駆使して市場が上がっても下がっても利益を追求することを目的としたファンド。ロングショート戦略では、株式を買うだけではなく、空売りすることで市場変動を相殺してリターンを狙う。
【モメンタム株】2:02
直近の株価パフォーマンスが高い株。
【バリュー株】2:02
PBR(株価純資産倍率)などの株価バリュエーション指標が割安な株。企業の実態価値に比べて、現在の株価が割安である株式のことで、「割安株」とも呼ばれる 。
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◆動画原稿全文
こんにちは、レオス・キャピタルワークス、トレーディング部の佐々木です。本日の日経平均株価は、前日比プラス0.16%となる48円18銭高い、29,432円70銭で取引を終えました。昨日の米国市場はNYダウが連日で最高値を更新した一方、S&P500とナスダックは反落しました。週末話題になった1兆円を超えるブロック取引を巡り、ヘッジファンドのデフォルトや複数の金融機関への影響が懸念される中、金融株が下落。またアジア時間にスエズ運河を塞いでいたコンテナ船が離礁して岸から離れたと報道され、原油先物価格は前日比で上昇したものの、米国市場ではエネルギーセクターの下落が足枷となっています。他のヘッドラインは、バイデン大統領が「4/19までに成人の90%がワクチン接種対象になると発表」、また「NY州はワクチン接種対象年齢を30歳に拡大」するとしたほか、バイデン大統領が31日にも次の経済対策を発表するといった報道がありましたが、いずれもマーケットの反応は限定的となっています。そして日本市場はこの流れから前日比フラットで始まると、寄り後も方向感のない値動きに終始します。米国に加えて一部日本の金融機関でも多額の損失発生の可能性を踏まえ事態の検証が行われるなかで、昨日急落した金融株の反発も期待されたところですが、それほど反発している様子は見られず。物色動向は昨日好調だった高クオリティ株がやや軟調となった一方で、ハイベータを中心にモメンタムやバリューなどが総じて底堅く推移しました。本日は配当落ち日であることから、配当金の支払い分だけ株価には下押し圧力がかかることになりますが、ファーストリテイリングが一日を通して堅調推移を辿るなかで日経平均は小幅プラスを維持しました。後場に入ってからも、特段新しいヘッドラインなどは出てこず、また他のアジア市場も高安まちまちで推移しており、アジア全体でやや様子見ムードが感じられる中での取引終了となりました。以上、レオス・キャピタルワークスがお送りしました。
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